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実験講習会 J12~15 (終了しました)

iPS細胞の開発・ノーベル賞受賞の裏にある、動物体の原点である細胞から個体が形成されるまでの過程について実習します。組織の基礎となる細胞シート形成の基礎実験から、それら細胞が作り出す組織・器官をマクロ組織切片を通して実感して頂きます。生化学・細胞学・組織学・発生学・分類学・解剖学を、動物体の原点である「細胞」を通して俯瞰的な視点で捉え、現場に持ち帰って頂ける事を期待します。また、それらを中学高等学校の授業へどのように導入するかを、実践者の先生方がワークショップ形式でご紹介いたします。「1粒の細胞から、どの様に個体ができているのだろう」この様な素朴な疑問を、実験を通して学び現場に生かす事が可能となります。参加者には継続した教材支援も可能です。

注意事項

①9:00-16:00(8:50)

②デジタル実演生物学(ACU131) http://www2.kaiyodai.ac.jp/~hasobe/

ミツバチは自然や人との関わりが深い昆虫であり、様々な教科や環境教育、自由研究などに適した教材であることを踏まえ、学校現場におけるミツバチの教材利用を提案します。特にミツバチが他の多くの昆虫とは異なり、集団で社会を形成していることから、その社会を支えるために重要な働き蜂の体のつくりや働きについて学びます。また餌場の位置を巣仲間に伝える「尻振りダンス」など、ガラス観察巣箱を使用したミツバチの社会性行動を観察していきます。
<講義> ミツバチについて学ぶ:ミツバチがどのような昆虫なのかを理解する
<実習> (1)ミツバチの飼育施設見学・養蜂体験 (2)ミツバチの外部形態および行動観察

注意事項

①10:00-15:00(9:45)

②天候等により、内容を変更する場合があります。ミツバチを観察するため服装は長そで・長ズボン・靴下(長さは膝下までのものが望ましい)・運動靴を着用ください。※天候等により、内容を変更する場合があります。

両生類の胞胚には“アニマルキャップ”と呼ばれる部分があります。将来は外胚葉の神経や表皮になる部分ですが、胞胚の時期に切り取って誘導物質で処理すると中胚葉や内胚葉の組織にも分化できます。
この実験講習では、誘導物質にアクチビンを使って、アニマルキャップからいろいろな組織をつくる実験に取り組みます。実験操作には熟練が必要ですが、参加者全員で心臓づくりにチャレンジします。小さくても力強く拍動し続ける心臓の姿に、感動すること間違いなしです。

注意事項

①10:00-15:00(9:45)

②デジタルカメラや記録媒体(USBメモリ、SDカード)。

緑色蛍光タンパク質(GFP)は、オワンクラゲから発見された蛍光タンパク質です。2008年、下村博士はこのGFPの発見と開発でノーベル化学賞を受賞しました。本講習では、GFP遺伝子を発現させた大腸菌を用いて実験を行います。具体的には、GFP遺伝子を導入した大腸菌を細胞壁分解酵素であるリゾチームで分解して、GFPを抽出します。その後、GFPを含む抽出液を電気泳動(SDS-PAGE)し、GFPのバンドをCBB染色、及びUV照射で観察します。大腸菌の形質転換実験から一歩踏み込んだ実験で、形質転換させた大腸菌を利用して、有用なタンパク質を生産するという遺伝子工学の手法を体験できます。希望される方には、抽出したGFPや、プラスミドDNAと宿主大腸菌を持ち帰ることができます。

注意事項

①9:00-15:00(8:50) ②保冷箱と保冷剤

J-12 細胞シートからの形態形成

    ~基礎実験と授業実践への応用法

講師 羽曽部 正豪(東京海洋大学海洋科学部)

会場 東京海洋大学(品川キャンパス) 2号館2階実験室

定員  20名

参加費 1,500円

定員  15名

参加費 1,500円

J-13 ミツバチの社会を支えるしくみ

    ~ミツバチの外部形態と行動観察

講師 干場 英弘(玉川大学農学部)・市川 直子(玉川大学教育学部)

    原野 健一(玉川大学ミツバチ科学研究センター)

会場 玉川大学7号館211 第一生物学実験室

定員  15名

参加費 3,000円

J-14 アクチビンと臓器形成

講師 有泉 高史(玉川大学農学部)

会場 玉川大学7号館210 第二生物学実験室

定員  20名

参加費 1,500円

J-15 緑色蛍光タンパク質(GFP)の大腸菌での発現とタンパク質解析

講師 佐藤 淳・宮地 寛登(東京工科大学大学院)

会場 東京工科大学(蒲田キャンパス)医療保健学部専門棟 12号館4階生物・化学実習室

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